「消えたミツバチ」

世界中でミツバチがいなくなった理由について、スピリチュアル界では
「人類よりも一足先にアセンションしたから」
なんていう、お花畑で天使と暮らしている人の夢物語みたいな話がまかり通っていて、大丈夫でしょうか?

このままでは悲しすぎるため「時空間日和」に書きました。(54~56ページ)
CIA長官のティモシー・ミラーとNSAの若手エリック・ハミルトンの会話。

……(略)……
「エリック、ひとつ聞きたいんだがいいか?」
「ええ、どうぞ」
「何でミツバチだけがアセンションしたんだ?」
「からだが小さいのでアセンションしやすかったんでしょう」
「だったらハエやアブもアセンションするんじゃないのかね」
「それはですね、ミツバチと違ってハエやアブは意識波動が低いから無理なんだとか」
今度こそ二人は大爆笑した。

ミツバチが消えたのは農薬に含まれるネオニコチノイドが原因です。
ネオニコチノイドは野菜の表面に付着するのではなく、根から吸収して内側から虫が嫌いな成分を出します。
なので、洗っても落ちません。落ちないので、当然のことながら野菜と一緒に食べてしまいます。

すでに残留農薬による不整脈、頭痛、嘔吐、短期記憶障害などの症状が報告されていて、個人的にはわずかな放射線よりもネオニコチノイドの方がよっぽど危険だと思うんですけどね。

フランスではミツバチ保護のため、1999年にネオニコチノイド系の殺虫剤使用を禁止しています。

先日(8月19日)の新聞に、国産ミツバチからネオニコチノイドが検出されたとの記事が出ていました。
アセンションで片付けている人が多いほど農薬会社は喜び、ご自身も自然破壊に加担していることに気付かないのはお目出たいと申しますか…………

ネオニコチノイドについて詳しくは
「NPO法人
ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議」
のホームページに出ていると思います。
以前、ネオニコチノイドについて書かれた小冊子を30冊送ってもらいました。

それから、石川県でオタマジャクシが空から降ってきたのも、アセンションに失敗したからじゃないですから。
アセンションって言葉、一番嫌いかも。

スピリチュアルリーダーたちが「感じる」ことばかりを推奨し、「考える」ことを否定した結果、ものごとを「ちゃんと考える」ことが出来ない国民が増えたのは、スピリチュアル界を利用した世界戦略なのだ。
悔しいけど作戦大成功。

μニュートリノ418