新総理の組閣がどうなるのか楽しみにしていたんですけど、キャンディーズのファンだからでしょうかフツーの「微笑(み)がえし内閣」になってしまいましたね。麻生氏と茂木氏にはその微笑みが届いてないでしょうけど。
ボクとしてはちょっと怪しげな大臣を揃えた「やさしい悪魔内閣」とか、不遜なジジイたちを一掃して若手ばかりを起用する「年下の男の子内閣」とかを期待していたんですけどね。
おそらく長期政権は難しいでしょうから、いっそのこと思いきって「ハートのエースが出てこない内閣」でも良かったのに。陰に女ありの。
実は総理の陰に女がいて、表には絶対に出てこないみたいな。
稲田の朋ちゃん(福井1区)とかでは無理ですから、やっぱり田中眞紀子氏でしょうか。

さて、10月に入ってやっとアルプスが姿を見せてくれるようになりました。
7月～9月までの3ヵ月間はアルプスが見えたとしても山頂付近はいつも雲の中。
全体が見られることもたまにはありますが数分～数時間でその姿は雲に隠れてしまい、しかもそれは1週間に1回程度のことでした。
何しろ夏の3ヵ月間で日の出から日の入りまでずーっとアルプスの全容が見られた快晴は8月2日のたった1日だけだったんです。
けど10月に入った途端に秋のアルプスが朝から長時間見られるようになり、早速ハチを連れて撮影散歩に出歩いてます。
今朝(2日)は車で10分ほど山を登り、見晴らしのいい峠まで行きました。
麓からは見られない鹿島槍ヶ岳の麗しき姿もあったので、熊のことは考えないようにしてしばらく見入っていたんですが、ガラケーでは綺麗に撮れませんでした。ここのところカメラ機能にイラダチを感じているのでスマホを買おうか本気で迷ってます。
なので今回は知人のスマホから送られてきた美しい写真をご紹介します。

9月も終わりに近づいたころ、岐阜県下呂市と高山市から知人らが白馬三山の縦走にやって来ました。
栂池高原から入山して、小蓮華山→白馬岳→杓子岳→白馬鑓ヶ岳を縦走し、難所「不帰の剣(かえらずのけん)」」を越えて唐松岳から八方尾根スキー場へ降りてくる1泊2日のコースです。
その日も麓からは山が雲に隠れてましたが、山頂付近は雲の上。黒部渓谷方面まで素晴らしい景観が広がっていたそうです。
そんな雲上の山頂付近を歩いていると上空をアサギマダラが舞っていて、その瞬間を捉えた写真がこちらです(写真 1)。

写真左下の小さなのもアサギマダラです。標高3000メートルに近いところでも見られるんですね。
おそらく冬に向けて温暖な種子島方面まで1000㎞以上も移動する途中なのでしょうけど、アルプス越えまでしてしまうとは感動的です。

夏のはじめごろでしたでしょうか、ハチと散歩をしていたら目の前を黒いアゲハチョウが横切りました。
ミヤマカラスアゲハのような妖艶さはなかったので一般的なクロアゲハかと思ったんですがどこか形が違っていて、よく見たらオナガアゲハじゃないですか！
すぐにケータイをカメラモードにして追いかけたら、とある民家の玄関先にヒラヒラヒラと降りました。
けどその家の玄関前ではオジサンが歯磨きをしてたんです。
なんでやねん。
しかもそのオジサン、数日前にも会ったので挨拶したら無視したオジサンでして、あぁ～最悪だ。
そもそも何が嬉しくて(悲しくて？)玄関の外で歯磨きしてはるんですかねぇ、このオジサンは。
けどそんなこと今はどうでもよく、初めてのオナガアゲハなのでどうしても撮りたい。意を決してカメラを構えたまま玄関前へ近づいて行ったんですが、逃げられました。
オジサンは歯磨きしながらにっこり笑ってたので、ボクも微笑みがえしをしておきました。
以来、オナガアゲハの姿はまだ一度も見かけてません。
それと、できれば今後は家の中で歯磨きをしていただければと強く希望いたします。

話を戻して、知人のスマホから送られてきた写真はアサギマダラだけではありません。雷鳥と遭遇したのもありました(写真 2)。

3羽ともあっちを向いていますが、間違いなく雷鳥です。鳩ではありません。しかもこの日は他にも雷鳥の家族がいて、1日で11羽も見かけたそうです。

雷鳥は絶滅危惧種に指定されているので、この地域では雷鳥を守る活動をしている人がたくさんいらっしゃいます。
半年以上前のことなんですが、その活動に関わっている人とたまたま一緒になったとき
「もし雷鳥の数がこれ以上減ってしまったら、鳩を太らせてから目の上を雷鳥みたいに赤く染めて、山頂付近でウロウロしてくれるように調教できないもんでしょうかねぇ」
って言ったら、笑ってはくれたんですけど目が怒ってました。ちょっとマズかった。
誤解のないように自己弁護をしておきますが、雷鳥の保護活動にボクも少しだけ協力していますので。
東京･名古屋･大阪など大都市ではフツーに通じる冗談でもこちらでは恐怖を感じることが何度かあり、あまり調子に乗ってはいけないのぞ！
いろいろ勉強させてもらってます。

というわけで、スマホを買おうか迷いつつ散歩を続けていたらハートのエースは出てきませんけどハートの木？、ハートな木？がありましたよ、総理。

そういえば総理は以前どこかで魔神ブウになってませんでしたか。
あの魔神ブウ、まったく違和感なかったので麻生･茂木の反乱が始まったらあのコスチュームで登壇しちゃったらどうでしょう。
もし「カメハメハ内閣」を組閣できていれば福岡の悪だくみジジイを恐れなくていいんでしょうけどね。