ソニ村と読みます。
いきなりですが、曽爾村の1丁目にはフリーメーソン氏も住んでいます。
フリーメーソン氏の自宅玄関には、表札と並んでフリーメーソンメンバーの証である大きなプレートが掲げられていますです、はい。
そのプレートには
“A MASON LIVES HERE”
と書かれていて、そうか、ここにメーソンメンバーが住んでいるのかと、すぐに判るのです、はい。
しかも、表札の脇には”カフェ”の文字が。
カフェになってるんですか!
1丁目はビックリするけど、大自然も地元の人もとびきり素敵な曽爾村です。
曽爾村役場で地域おこし協力隊員をされてる好青年の甲斐健太郎さんが案内してくださり、まずは曽爾高原へ。
ススキで有名なんですね、曽爾高原って。
広大な山の斜面を吹き抜ける風がススキの穂を揺らし、なんて気持ちいい草原なんでしょう。
平日でも観光客がいっぱい。
駐車場もいっぱいでしたが、こちらは村役場の車で案内していただいてるわけで、駐車場がいっぱいであろうと駐車料金が必要であろうとお構い無しのVIP待遇で、ちょっと嬉しかった。
曽爾村は漆塗りの発祥の地でもあります。
村にはヤマトタケルと結びつけられた話が残っていまして、ヤマトタケルの時代にこの国で初めて曽爾の郷に「漆部造(ぬるべのみやつこ)」が置かれ、それが日本の漆塗りの始まりのようです。
曽爾村は漆を生産することが主だったようで、現在漆塗りの伝統は残っておらず、職人たちの血は輪島や金沢で生き続けているのかもしれません。
倶留尊(クルス)山の倶留尊大権現はブナの巨木に囲まれて、原生林を思わせる幽玄な雰囲気が漂う森の中にありました。
クルス………クリス………クロス………まさか隠れキリシタンが権現さんに手を合わせるフリをして十字架を拝んでいたとか………いや、そんな話は出なかったから違うと思う。
屏風岩公苑も迫力があり、兜(かぶと)岳や鎧(よろい)岳とともに曽爾村を異空間へと誘っていました。
同じ宇陀でも宇陀郡曽爾村は別世界です。
また、この日は赤土団子と同じ色をして夜空に浮かぶお月様も妖艶でした。
次の皆既月食も曽爾村へ泊まりに行こうかと、本気で考えています。
村役場の好青年で独身の甲斐健太郎さん、「民宿2・7」の皆さんには大変お世話になりました。