諏訪大社の上社(前宮・本宮)が御神体と仰ぐ守屋山は、イスラエルのモリヤ山との関係性が指摘されますが、たしかに同じモリヤ山ですし、また同時に守屋山は物部守屋とも結び付く理由がたしかにあるため、そのあたりはとても気になるところです。
しかし今回はもう少し学術的な話になりまして、守屋山の山麓標高835メートル付近のフネ古墳では、副葬品として2本の蛇行剣が出土しています。
※守屋山の山頂は標高1650メートルで、諏訪湖の湖面は現在標高759メートルです。
蛇行剣とは全体がクネクネと3~6回屈曲した剣で、1959年の発見当時は全国でも5例ほどしか見つかってなかったため、用途は謎に包まれていました。
写真1:出土したときの様子
写真2:左の2本が蛇行剣で、一番左側の剣はカーブがはっきりしています。