「諏訪古事記 番外編その10」

諏訪大社の上社(前宮・本宮)大祝(おおはふり)を受け継いできた神氏はその出自がはっきりしていないんですが、下社(春宮・秋宮)の金刺氏は初代の科野(信濃)国造タケイオタツノ命は熊本県阿蘇神社のご祭神であることが、社伝や阿蘇氏系図などによって明らかになっています。
文献があるからといってそれ史実であるとは限りませんが、有力な説のひとつですね。
そのタケイオタツノ命の長男が阿蘇氏を継いで父を祀ったのが阿蘇神社らしく、次男は科野国造として諏訪大社下社の神官を務めた金刺氏を継いでいることになっています、一応は。
もしこれが史実であるなら阿蘇神社と諏訪大社は出自が同じということになりますね。
そして今、諏訪では6年に1度の御柱大祭真っ只中です。

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「弥栄整体写真集 part2」

弥栄整体教室では肩甲骨の2番(肩甲骨第2エリア)、頭の2番(頭部第2調律点)、仙骨2番に頸椎2番など、偶然にも2番ばかりを中心に学んでいただいていますが、その中で5級教室ではもっとも大切にしている肩甲骨の2番と頭の2番についてご紹介します。
ご主人やご両親の肩こりにはぜひとも肩甲骨2番をゆるめていただきたいのですが、万里の長城(肩甲棘=けんこうきょく)の両端と肩甲骨の下角(写真は左側の肩甲骨なので、通称ケープタウン。右側の肩甲骨は南アメリカ大陸に例えているため下角はマゼラン海峡と呼んでます)を結んだ三角形の中心が肩甲骨の2番です。
写真では正三角形(写真1)ですけど、実は二等辺三角形の場合が多いので、そのあたりは5級教室でしっかりお伝えします。

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「弥栄整体写真集」

名古屋教室の生徒さんが整体の技を何らかのカタチで残したいということで写真を撮ったんですが、宮沢りえさんの「サンタ・フェ」よりも立派な写真集ができあがりまして、内容はまったく違いますけどその一部をご紹介いたします。
今のところ書店での販売は予定されてないんですが、教室の生徒さん用に廉価番を作りたいと考えています。
基本的にはカラー写真なんですけども、白黒だと初老のジジイでもかっこよく写ってるので、まずは白黒ジジイからです。
技の写真は出し惜しみしつつ、次から解説付きで紹介するかもしれませんし、恥ずかしいからしないかもしれません。

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「諏訪大社御柱祭り 下社山出し」

上社(前宮・本宮)に引き続き下社(春宮・秋宮)でも「山出し」が始まりました。
下社の御柱にはメドテコがないため華やかさはありませんが、最大斜度35度の木落し坂をはじめとして「山出し」と「里曳き」で3ヶ所の木落しがあり、上社よりもさらに豪快です。

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「森の間伐 お話し会」

今年は久しぶりに森の間伐”きらめ樹”を再開しようと思っていたところ、4月26日(火)に我が家のすぐ近所のオリコーヒーさんで説明会が開催されることになりました。
オリコーヒーではモーニングに前方後円墳サンドイッチを出すほどオーナーさんは古墳ファンで、「古墳にコーフン協会」名古屋支部の支部長もされていますが、今回は森の蘇りのお話しです。
日本の森は間伐をせずほったらかしにされたためかなり危険な状態で、すぐにも手入れをしなければ手遅れになってしまいます。
“きらめ樹”はメチャクチャ楽しい森の仕事ですので、ぜひご参加ください。

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「諏訪大社御柱祭り 上社山出し」

諏訪大社の式年造営御柱大祭は、まず4月2日~4日の上社(前宮・本宮)「山出し」で幕が開けました。
上社の「山出し」は八ヶ岳麓の網置場と呼ばれるスタート地点から御柱街道を約12㎞曳行して御柱屋敷に向かいます。
途中にはいくつもの難所や見せ場があってここぞ技と度胸の見せどころですが、氏子さんたちは皆さんカッコよかったです。

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「近江と若狭」

昨年12月、諏訪関連から甲賀三郎や兵主神(ひょうずしん)を調べに近江へ行きましたが、今回は諏訪とは別に琵琶湖の湖西地区を訪ねました。
近江国の高島市は何とものどかな湖岸沿いにありますが、古代は栄えたクニがあったのでしょう、鴨稲荷山古墳からは素晴らしく美しい金と銅の装飾冠(※写真1)や装飾履が出土しています。
高島歴史民俗資料館ではレプリカの展示でしたが、何でこんな山あいの静かな町からこれほどの装飾品が出てくるんだ、と驚きです。
これは朝鮮半島の加耶国(またの名を任那=みまな)の影響を受けた製品らしく、またこの地は第26代継体大王の生誕地とも伝えられているので、古墳の被葬者は大和や河内の有力者と深いつながりがあったのでしょう。

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[骨の妙味 45]

頭蓋骨ついてが続いていますが今回も頭です。
「小籠包」や「中央フリーウェイ」は頭皮がブヨブヨしてる場合に有効ですし必要でもあるんですが、前頭部がガチガチに固くなっていたりオデコの両ふちがコブのように盛り上がってる人には「UFOキャッチャー」がとても効果的で…………「小籠包」とか「中央フリーウェイ」とか「UFOキャッチャー」とか、ヘンテコな名前がたくさん出てきてますが、すべて大脳の緊張をゆるめるためのマトモな技の名前でして、決して怪しい団体ではありませんし心霊治療でもなければ霊感商法などの物売りでもありませんので、そのあたりは誤解のないようお願いします。えっ、充分に怪しいってか?

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「諏訪古事記 その13」

例えばの話ですよ。
古事記では諏訪湖を「州羽の海」と記しています。
山口県の旧国名「周防(すおう)」と長野県の「諏訪」は語源が同じだとの説もありますが、それはともかくとして現在は”スワ”と発音する「諏訪」の元は”スハ”だったようでして、音霊的には「命がある」「生きている」ことを表している言葉が地名になったのかも…………

スーッと吸って、ハーッと吐く。
吸うの”ス”と吐くの”ハ”でスハ。
「スハ」とは呼吸をしている状態を表した言霊ならば、命ある限り人も山の獣も諏訪湖の魚も”スハ”を繰り返します。
木々や草花も生きていれば”スハ”を続け、ひょっとして鉱物にさえも古代人は”スハ”を感じていたのかもしれません。「諏訪」の語源を古代朝鮮語とは切り離して考えたうえに例えばの話ですけども。

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[骨の妙味 44]

特に悪いところもなく元気そうに学校や会社へ行っているのに、身体を触ると頭でも背骨でも骨盤でも「痛い痛い痛い」と痛がる学生や若い社会人が増えています。
実際に何かの病気ではないんですが、とにかくどこであっても軽く触れただけで痛がって、そのくせ勉強も仕事も頑張っちゃうので、家族からすれば心配でしょう。
「あーんた、どこか悪いかもしれんのだで、病院へ行って検査してもらいなさい」
「大丈夫だって」
「そんなこと言って、病気になっても知らんでね」
「わかったわかった。そのうち行くわ」
まぁ、お母さんに病院へ行けって言われても、本人は日常生活に支障があるわけではないので行くわけないわなぁ、病院なんて。

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