日々是白馬村 part 77

夏でも朝だけはアルプスが姿を見せてくれる日があります。朝といっても新聞が来る時間ぐらいの早朝で、我が家は5時08分に来ます。ときどき09分になりますけど。配達員は山本新聞店の太田さん。いつもありがとうございます。

夏も美しき北アルプスですが早くも6時ごろになると雲が湧き始め、6時半には完全かつ全面的に隠れてしまうんです。
けど8月に入ってからは8時ごろまで雲が湧き出ない日がときどきあるので、そんなときはハチを連れてその日2度目の散歩に出かけてます。

そうそう、ハチが100%復活しました。桜やハナモモの季節が終わったころ(16歳11ヵ月前後)からあまり歩かず、ご飯も半分ぐらいしか食べなくなってしまいました。
そろそろお別れなのかと覚悟を決めて白馬女医先生に相談してみたところ、痛み止めを替えることになったんです。今は女医って言っちゃいけないのか。
膝の痛みぐらいならボクがなんとかしてあげられるのに触らせてくれないから仕方がない。それで痛み止めを飲ませてるんですけど、単発ならともかく常用するのでステロイド系は避けてました。
ところが白馬先生が
「ハチ君、17歳ならもうステロイドでもいいと思いますよ。お父さんが考えるほどハチ君の負担にはなりませんし。それに食事の量は増えるはずです」
とのことで、費用も3分の1になるもんだから替えてみました。
そしたら2日目からご飯もおやつもたくさん食べるようになり、1週間も経つと散歩がかつてのように4㎞ほど(2㎞ぐらい×2回)に戻っちゃったんです。ちょっとスゴすぎるんですけど。

トウモロコシ畑の背後に白馬三山が凛々しい姿を見せてくれてたので、久しぶりの写真撮影を楽しんでいたらトンボがいました。アキアカネです。けど黄色いので違うかも。アキアカネはもっと赤い。
帰ってから図鑑で調べたら、羽化したばかりのオスは黄色いんだそうです。ってことはオスなんですね、この子(写真 1)。

しばらく眺めてたんですけど逃げないので頭をナデナデしようかと手を伸ばしたら、やっぱり飛んで行ってしまいました。そりゃそうですよね。飛ぶ直前のハネが持ち上がった瞬間の撮影に成功(写真 2)。

雲が湧き出す前の貴重な夏の白馬三山。野に咲く花々との共演もタイムリミットまであとわずか。おそらく30分後には雲に覆われて見られなくなっていると思います。そう考えると愛おしい。
手入れがしてある洒落たお花畑も、ほったらかしの素朴な野花も、背後に白馬三山があるだけで魅力的に映ります(写真 3・4)。

夏は白馬村も最高気温が30度を超す真夏日が続くので、昼間の散歩は日陰を求めて吊り橋公園へ。今夏も雨の日以外はほぼ毎日通ってます。
ここは絶景で有名なスポットですが夏の昼間は絶景なんぞありません。それでも観光客がわんさか来てるのが申し訳ない。わざわざ雲を見に来ていただいて。雲ならご自宅からでも見られるだろうに。
橋のたもとに峠の茶屋ならぬ吊り橋茶屋があります。せっかく来ていただいたのなら休憩なさってください(写真 5)。

吊り橋茶屋を過ぎて川沿いを右へ。ハチもたまには記念撮影。背後にアルプスの姿はなくとも、ハチとまたここを散歩できるだけで嬉しさが溢れてきます。数ヶ月前はあきらめかけてましたから。
なのに薬を替えた瞬間から食欲は旺盛になり、17歳にして体重まで増えました。そして数百メートルしか歩かなかった散歩も4㎞に戻ったし。もっと早く気付いてあげたらよかった。
珍しくこちらを向いてくれたハチ(写真 6)。

ちょうど1歳になる孫が遊びに来てくれました。一人で来たのではありません。親も一緒です。当然ですけど。
4月にも来てるので今回は2度目になりますが、たった4ヵ月のうちにずいぶんと成長してくれてました。
実は彼、生まれたときはかなり危険な状態だったんです。それで生まれたその日にすぐ名大病院(名古屋大学病院)のNICU(新生児集中治療室)へ救急搬送され、緊急手術を受けることに。
幸いなことに彼と同じ症状についての手術数は名大病院のNICUが全国でも一番多いそうなので、そういった点では心強かったんですが、いずれにせよあとはすべてをお任せする他ありません。あれはちょうど1年前の8月17日のことでした。

退院後の治療も今のところは順調のようで、ほとんど問題ないまでに回復してくれました。ハチにしろ孫にしろ多くの人に助けていただいてます。
4月(生後8ヵ月)に来てくれたときはまだ赤ちゃん顔が残っていたんですけど、それからわずか4ヵ月で子供らしい顔つきになってました(写真 7・8)。