今回は近江の国、滋賀県への出張です。諏訪に飽きたわけではありません。諏訪明神の謎を解く鍵を求めて近江を訪れました。
諏訪には甲賀三郎伝説なるものが伝わっています。
甲賀三郎はある理由で龍に姿を変えてしまうんですが、人が龍になったのではなく、元々は龍が人の姿として現れていたのでしょう。
この甲賀三郎とは諏訪明神の仮の姿であり、諏訪に伝わる龍蛇信仰から生まれた物語かと思われますが、冬になって諏訪湖が凍ると現れる御渡りを、古くから龍に見立てていたのでしょうか。
その甲賀三郎(諏訪明神)の氏神こそが近江の国の兵主(ひょうず)大明神であるとの研究があり、滋賀県野洲市の兵主神社へ話を聞きに行ってまいりました。
