「諏訪古事記 その6」

主流を「遷都信濃国」から「諏訪古事記」へ移して最初のテーマが
“タケミナカタは実在した人物なのでしょうか?”
でした。

2009年に発表した「弥栄三次元」ではタケミナカタと美保関のミホススミとヱビス神を結びつけた物語にしましたが、元はといえば諏訪とエジプトのアスワンの関係(天地大神祭=2008年)からでした。
そして次作「ヱビス開国」(2010年)へとつながって舞台はイスラエルのエルサレムになり、そのままの流れで「時空間日和」(2011年)の戸隠へと展開したわけです。
さらに戸隠からトルコのタガーマ・ハラン(高天原)やアララト山へ発展(遷都高天原=2013年)し、そこで完了のはずが、またまたトルコの女神が諏訪へと。
なので諏訪やタケミナカタは原点であり、今のところは到達点でもあるわけです。
ところが……………

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「諏訪古事記 その5」

最近は御柱(おんばしら)のことばかり考えているので、道路沿いの電柱まで御柱に見えてしまいます。
数にすると
“オンバシラ”は「125」で、”開闢(かいびゃく)”などと同じですが、なんと”守屋山”も「125」になりまして、2016年は「125」がキーナンバーかもしれません。
“ミハシラ”ですと「117」になり、”ありがとう”とか”誕生”ですね。

けど今回は諏訪の元神とも言うべきミシャグチ神と、それを祀る守矢氏についてを。
諏訪大社本宮から前宮へ向かう途中で、茅野市に入るとすぐに神長守矢資料館はあります。
神長は”じんちょう”と読み、かつて諏訪氏が大祝(おおはふり・おおほうり)だったころ、諏訪氏を補佐する五氏(五官祝)の筆頭が神長または神長官と呼ばれ、守矢家がそれにあたります。

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「諏訪古事記 その4」

♪奥山の大木
里にくだりて神となる

6月から諏訪通いが続いておりまして、9月半ばからは5週間で5回(10月23日現在)と、まさに毎週諏訪の地を訪れています。
そうすることでやっと見えてきたものもありますが、それとは別に諏訪の地はいよいよ来年の御柱祭に向けて気持ちの高ぶりと緊張感が増しつつあるように思いました。
特に上社(前宮と本宮)地区の氏子は2月15日におこなわれる抽籤(ちゅうせん)式に向け、年明けの元旦早々から毎日早朝に集結して、諏訪の神様に壮絶なお詣り合戦が始まるそうです。
というのも、抽籤式ではどの町内がどの御柱を担当するかを決めるんですが、すべての町内が「本宮一之御柱」を狙っているため、その願掛け参りが連日続くわけです。

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「諏訪古事記 番外編その3」

幾星霜
めぐりめぐりて豊穣の
女神立ちたる諏訪の地で
黄金の稲穂  両の手に
抱えし姿  見えたるか
幾星霜
豊穣の  女神なりしと称えられ
数多(あまた)の像は造られし
幾多の畏怖と崇拝に
真なる姿は隠されし

知りたる者よ  今ここに
真澄の心  差し出して
深き謝罪と感謝をの
時空を超えてその心
光となりて地をめぐり
風に乗りては空を舞う
まことに佳き日  めでたき日

あらかじめこれをいただいておりまして、10月20日に諏訪へ下見に行きました。
それでミシャグチの裏山の磐座も予想していたところに間違いなかったため、23日に再び諏訪へ行きアナトリアの女神にご挨拶してまいりました。

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「諏訪古事記 番外編その2」

アナトリアの女神がミシャグチの裏山でお待ちとこのとですが、アナトリアの女神とはキュベレーのことなのでしょうか。
だとするとトルコのチャタル・ホユック遺跡で見つかった紀元前8500~7600年(今から約8000年前)ころの座像で多産豊穣のシンボル「地母神」でしょうから、えっ、土偶だ!
そうですか、土偶ですか。

諏訪市のすぐ東隣りの茅野市からは国宝に指定されている土偶「縄文のヴィーナス」と「仮面の女神」が出土しています。
「縄文のヴィーナス」は今から約5000年ほど前の、「仮面の女神」は約4000年ほど前の土偶でして、現在国宝に指定されている土偶5体のうち、2体が茅野市で見つかっているので、茅野市では市民の土偶作りが盛んです。
(他3体は北海道函館市の「空中土偶」、青森県八戸市の「合掌土偶」、山形県舟形町の「縄文の女神」)

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「諏訪古事記 その3」

諏訪市博物館は、諏訪大社本宮入口の道路をはさんだ反対側にあります。
女性館長の専門分野は中世とのことでしたが、そんなことはかまわず古代についてあれこれ質問攻撃をしてみました。
すると館長は興味深い話をしてくださったんです。
「江戸時代の後期、各地の神社に祀られる神々に対して古事記に出てくる神々を当てはめ、次々と名前を書き換えたようです。これは信州大学の教授の説ですけれども」と。

それは信州大学人文学部の渡辺匡一准教授の説でして、その「諏訪大明神絵詞(すわだいみょうじんえことば)と建御名方」と題されたレポートが手元にあることをに先ほど気付いて、あービックリした。

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「曼荼羅と宇宙のお話、再び」

11月21日(土)です。
6月21日の夏至に岐阜で開催した「曼荼羅と宇宙のお話」ですが、ちょうど5ヶ月ぶりに再び岐阜で開催されることになりました。
ということは、神戸からあの”さかいゆきこ”さんがやって来るわけで、前回参加できなかった人は是非ともご参加ください。めちゃくちゃ楽しいです。
そしてこんな曼荼羅を皆さんに描いていただきます。
(写真………深田初作品)

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「神岡は高天原」

まるでボクがノーベル賞を受賞したようなお祝いメールがたくさん届きまして、ありがとうございます。
ニュートリノとスーパーカミオカンデに魅せられ、それらをスピリチュアルと結びつけたり(遷都高天原)、μニュートリノを名乗ってスーパーカミオカンデTシャツを着続けてきたので、お祝いメールやお酒をいただくことができました。
スーパーカミオカンデのプリントは、Tシャツやブルゾン、それにカバン等の合計が50枚を超えてますが、すでに第8弾の計画を練っています。

スーパーカミオカンデは神岡鉱山の地下深くにあり、神岡の町は国道41号線沿いにあるため、個人的に国道41号線を「ノーベル賞街道」と呼んでいます。
そのことについては各地の講演会でもお話ししてまいりましたし、「遷都高天原」の71ページにも関連したことを書きました。
ところが本日夕方の全国ニュースで国道41号線が「ノーベル街道」と呼ばれています、って。

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「祝、ニュートリノ振動」

ニュートリノ振動のノーベル物理学賞受賞、おめでとうございます。
そろそろニュートリノ関係が受賞すると思ってましたので、自称スーパーカミオカンデ親衛隊隊長として、今夜はお祝いです。
ちょうどスーパーカミオカンデTシャツの第7弾も完成したところでしたので、あぁめでたいメデタイ御目出度い。

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「諏訪古事記 番外編その1」

もう神事はやらなくていいと思ってましたし、やらないつもりでした。
やりたい人がたくさんいるから、その人たちにやってもらえばいいじゃんか、って。

アナトリアの女神が諏訪の山で待っているそうで、ミシャグチの裏山だとか。
尖った大きな磐座のようで、真澄と蜂蜜その他を持っていくようにって。
真澄は諏訪のお酒じゃんか。
磐座って、どこだろう。
諏訪には名のある磐座があくさんあるけど、ミシャグチの裏山ってことは小袋(おふくろ)石か、それとも守屋山?
あれ、思い出した。あれはもう7年も前のことなのに、まだ生きた話なのか?

諏訪のうみ

めぐりめぐりてナニ思う…………

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